
『合同会社 みすづ』は,地域の方々の健康管理業務の受託及び健康づくり支援や介護予防等をおもな目的として,2007年7月31日に設立しました。
私は,保健師として2007年3月までの35年間,鹿児島県に勤務しました。
現職時代には,県内11ヵ所の保健所に在籍し,管轄の保健・医療・福祉の関係機関や関係者の方々のご理解とご協力を賜りながら,充実したやりがいのある仕事をさせていただきました。
また,保健活動を通して,障害児(者)や介護を受ける方・介護する方,高齢者の方々……様々な病気と闘いながら前向きに生きていかれる姿に、多くのことを学び、心を癒され、貴重な経験をさせていただきました。
私が起業したきっかけは、2006年7月の北薩豪雨災害でした。
数か月間にわたる救護活動の中で感じたことは、「人間、明日は何が起こるかわからない。自分は今のままでいいんだろうか?」という想いが被災者の方々と接し、逆に励まされ、元気づけられた中で、その想いがフツフツと湧き上がってきました。
出た結論は、『明日は、どうなるかわからないんだったら、自分のやりたいことをやろう』でした。私のやりたいことは、起業して一人の保健師として人の役に立つことでした。
あれから早いもので、今年で7年目に入ります。この間に、社会変動や環境変化もあり、私の仕事の内容も少しずつ変わってきました。
今年度は、弊社も新たに“訪問看護ステーションみすづ”を4月1日からオープンいたしました。支援してくれる仲間達のお蔭で、長年の構想がやっと実を結びました。
新しい取り組みは、新鮮でワクワクして楽しいですが、その反面、不安や苦労もあります。悩んだり苦しんだりしている時に、まわりの方々の支えや適切なアドバイスで、素晴らしいステーションが出来上がりました。
このステーションで働く私達の願いは、利用者やご家族に寄り添いながら、笑顔でやさしく丁寧なケアをすることです。
そうすることで、安心され喜んでいただけることが、また私達のやりがいや生きがいに繋がります。
引き続き、ご指導・ご鞭撻をいただきますよう,よろしくお願いいたします。 これからも皆さまとの絆を大切にしながら、元気で楽しく仕事をしていきたいと思います。
2014年5月吉日
合同会社 みすづ 代表 新田みすづ